青木織布株式会社様-事例

無線デバイスで

生産効率アップ!
装置の停止にいち早く気が付ける大型アンドンの威力青木織布株式会社様/繊維業界/Customプラン

 工場視察により見えてきたこと

工場視察により見えてきたこと


織機が複数のエリアに点在しているため、別室での作業中や巡回中は、装置停止に気づけないことが多い。

装置のメンテナンスや故障、段取り等の情報がホワイトボードに掲載されており、ボードを見に行かなければ予定がわからない。

装置のメンテナンス中もシグナルタワーが点灯する場合があったり、稼働中はシグナルタワーが消灯したりと装置の仕様が特殊。

装置の稼働音が大きいため、メンテナンス指示等、その場での声のコミュニケーションがとりづらい。

 工場視察や課題を踏まえたシステム提案

工場視察や課題を踏まえたシステム提案


 提案システムと導入効果

提案システムと導入効果


工場で働く方々への提案

装置の仕様に左右されないために、
後付けセンサで装置状態を確認できるようにする

既存の設備に後付け可能なセンサやデバイスを用いることで機械稼働の判定にシグナルタワーの信号とモーターの制御信号を掛け合わせることにより機械の稼働状態の判定を行いました。

大型アンドンに装置異常を表示することで、


巡回中や別室でもわかるようにする。

後付けセンサから得られる情報を大型アンドンに映すことで、装置の状態にいち早く気づける仕組みを作りました。

従来のホワイトボードに書かれていた予定も


大型アンドンに表示し、どこからでも見れるようにする。

段取りや計画停止の情報等、これまでホワイトボードで管理していた情報も、同様に大型アンドンで共有可能にしました。


装置異常時に誰がメンテナンスに入ったか、


小形デバイスで意思疎通を行う。

装置の停止等で急なメンテナンスが必要な際に、各織機に取り付けられた小形デバイスを操作することで、大型アンドンへ情報を送信することができます。

管理をする方々への提案

PLCに蓄積された情報をクラウドへアップし、


どこからでも稼働状況を確認できるようにする。

PLCに蓄積されたデータをMicrosoftAzureを使用することで、セキュアにクラウド環境へデータをアップロードすることができ、工場内に居なくても向上の情報を確認する構成にしました。

蓄積された稼働情報から稼働時間等を自動計算し、稼働ロス時間が一目でわかるようにする。

センサ等から取得した情報をクラウドのデータベースに蓄積し、Azureを使用し計算・可視化することで、工場全体の稼働率やエネルギーロスを確認できるようになりました。

稼働情報をPowerBIを利用することで、
より詳細な分析を行えるようにする。

PowerBIとAzureのデータベースを接続させることで、システムとは異なる視点で、どの装置でどのような不具合があり、解決までにどれだけの時間かかったかを分析できるようになり、次の行動につなげられるようになりました。

 今回使用したデバイス

今回使用したデバイス


シグナルウォッチャー

シグナルタワーにセンサーを取り付けるだけで発光状態を無線で取得できます。

I/Oキャッチャー

I/O信号線へクランプすることでON/OFF状態を検知し、その状態を出力することができます。

M5STACK

ESP32に対応した、タッチモニタ付きのマイコンです。

会社プロフィール

社名青木織布株式会社
所在地石川県
従業員数10~99名
Webサイトhttps://www.aoki-tex.co.jp/